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Profile

船津 修
Partner
東京大学文学部心理学科卒業後、三菱商事に入社し自動車本部に配属。GEのファイナンスリーダーシッププログラムに参画し、5ヶ国にて内部監査・シックスシグマプロジェクトに従事した後、GEキャピタル(日本・英国)にてFP&A業務を担当。ペンシルバニア大学ウォートンスクールにてMBA取得後、ベインキャピタルのポートフォリオグループにて投資先企業(BPO、高級消費財)のオペレーション改善を支援。その後、消費財企業の取締役専務CFO、PEファンド投資先のグローバルFP&A、アビームコンサルティングCFOを経て、DNX Capitalに参画。

Interview

  • 多彩な「引き出し」を開きながら 本気のグローバルを共に目指す
  • テクノロジーとグローバルを追い続けた経験が 起業家支援の「引き出し」に 学生時代から、コンピューターや統計を使って人間の行動を分析する心理学に取り組み、脳の情報処理やパターン認識、ニューラルネットワークといったテーマを探求しながら、テクノロジーへの興味も深めていきました。一方、グローバルに活躍できる機会にも魅力を感じ、最初のキャリアに三菱商事を選びました。在籍中の1990年代半ば、ネットスケープの登場とともにインターネットの時代が幕を開け、世の中が大きく変わっていく予感をリアルタイムで感じました。そのころ、先に参画していた友人からGEの話を聞きました。ITをビジネスに本格活用しており、かつグローバルで動いていると聞き、GEのリーダーシッププログラムへの参加を決めました。GEで目の当たりにしたのは、多様な国籍のメンバーを馴染みのない国でチームとして短期間に立ち上げ、リーダーを育てあげる仕組みを、経営ノウハウとして組織に取り込んでいる姿でした。さらに、ソフトウェアを積極的に経営に活用していくそのスピードと姿勢には、率直に衝撃を受けました。ベインキャピタルでは、問題を緻密に構造化する戦略思考と、世界中の知見をローカルな文脈に落とし込みながら企業価値を高めていくアプローチを、経営陣への伴走を通じて磨きました。消費財企業のCFOとしては、今度は自らの手でそのアプローチを動かす側に立ちました。そしてアビームコンサルティングのCFOとして、直近のエンタープライズB2Bソフトウェア市場の大きさと可能性を改めて実感しました。こうした条件の異なる現場で経験したことのすべてが、今、起業家と向き合うときの「引き出し」になっています。あらゆる引き出しを開けながら、起業家と共に考えていく。それが私の支援スタイルです。
  • “ホンモノ”を大切にする プロフェッショナルな仲間と共に 私がDNXへのジョインを決めた理由は「人」です。日本代表の倉林はMBA時代の同級生で、今なお学び続けるその姿勢を心から尊敬しています。さらに、DNXのメンバーや投資先の経営陣から感じたプロフェッショナルとしての成熟した思考も、私の心を動かしました。 自分がキャリアを通じて積み重ねてきたものと、DNXが目指す方向が重なったことも大きな要因です。DNXは単なる資金提供にとどまらず、戦略ガイダンスやガバナンスを重視するスタイルをとっています。グローバル企業やファンドでの投資先支援、CFOとしての経営経験、そしてコンサルティング事業への理解——これらがDNXの目指している方向性とフィットしていると感じました。AI時代において、B2Bソフトウェア企業がコンサルティング機能を持つことの重要性が増すなかで、その視点を持った支援ができることも私の強みのひとつです。 DNXのメンバーは、強みは多様ですが価値観は共通しています。起業家のAuthenticityを何より大切にしています。
  • 事業のバリュードライバーを見極め グローバルに羽ばたける日本企業を 経営課題をディープダイブしたいという投資先とは、毎週のように議論しています。様々な国や企業規模で変革を経験してきた立場から、戦略を実行可能なレベルに落とし込んで議論することを大切にしています。 支援のかたちは様々ですが、いったんステップバックして戦略的な目で俯瞰することで気づく点も多いものです。先入観を持たずゼロベースで財務数値やKPIを分析し、課題をすべて解決しようとするのではなく、何を優先すべきかを整理する。そのバリュードライバーを経営管理の仕組みに落とし込むところまで、伴走するケースもあります。この仕事の醍醐味のひとつは、DNXの投資先の経営者の方々と共に、経営課題に正面から向き合えることです。 今、AIに対してインターネットが登場したときと同じ予感を、より強く感じています。アーキテクチャの革新と膨大な計算資源が組み合わさり、AIは今まさに世界を大きく変えつつある。テクノロジーとグローバル、学生時代から追い続けてきた二つのテーマが、今この仕事で交わっています。 グローバルな広がりを共に描ける起業家と、共に挑戦する機会を増やしていくことが、私の大きな目標のひとつです。海外展開は、市場へのエントリー戦略から、経営チームの組成、顧客獲得、ファイナンス、オペレーションの構築まで、多岐にわたります。それぞれの局面で現地経営者と戦略レベルで合意し、適切なサイクルで検証し続けることが不可欠です。複数の多国籍企業で積み重ねてきた経験を共有しながら、日本発でグローバルに勝てる会社をつくる挑戦をしたい方と、全力で向き合っていきたいと思っています。